我ながら本当にアホかと呆れるのですが、タイトルの通り、危うく三井住友銀行のフィッシング詐欺に引っかかるところでした。
今朝の9時過ぎ辺りだったと思いますが、スマホにショートメールが届きました。
内容は、「明日から現在のパスワードが使えなくなるので、こちらからログインしてください」というものでした(そのショートメールを保存しておけば良かったのですが、詐欺だとわかった時に、気持ち悪いので消去してしまいました)。
そこにはURLが書かれていたのですが、それがこれです。
www.smbcjmj.com/up.asp
・・・ええ、わかりますよ。
「三井住友銀行のURLが『.com』なわけねえだろ!」
とツッコミたいんですよね。
冷静に考えればそうなんですけど、朝のバタバタ忙しい時にこういう通知がポーンとくると、
www.smbc
この部分だけ見て判断しようとしてしまうんですね。
なぜって、忙しいから!
ちなみに三井住友銀行の正しいURLは:
www.smbc.co.jp
です。
話を続けますが、そのURLをタッチして、出てきた画面がこちらです。
上半分。
下半分。
いや~よくできてるねって、バカヤロー!
自分、この時点でまだ騙されていることに気づいていないんですね。
その時に思ったのは、
「そう言えば、最近パソコンでSMBCダイレクトにログインする度に、『安全なワンタイムパスワードへの切り替えをおすすめします』とかなんとかいう表示が出てたよなあ。面倒くさいから、毎回シカトしてたけど、いよいよ実力行使で来たか?」
ぐらいにしか考えていなかったんですね。
それで、
「ログインできなくなったら後々面倒だから、とりあえずログインしておくか」
と思って、金庫から暗証カードを取り出して、実際にログインしようとしました。
たまたまその時にパソコンが立ち上がっていたので、「パソコンからログインする方が楽だよな」という理由で、普通に三井住友銀行と検索して、そのネットバンキングのログイン画面からログインしました。
そしたら、いつも通りの画面が出てきて、どこにも「明日から現在のパスワードが使えなくなります」という表示が見当たらないんですね(実際は今年の7月で使えなくなります)。
驚くべきことに、この時点に於いても、自分はまだ騙されていることに気づいていませんでした。
その時思ったのは、
「ああ、そうか。直接ショートメッセージのURLに行かないと、パスワード変更の画面が表示されないようになってるんだな」
と、まるでGAPのシークレット・クーポンのページに行くのと同じ感覚で考えていました。
それでこのバカ(私)が、次にとった行動は、パソコンに先程のショートメールに記載されているURLを打ち込むというものでした。
そしてその時になって初めて、「・・・なんで.com なの?」と不審に思ったんですね。
そしてパソコンの画面に表示されたものがこちらです。
「いや、コレなんかフォントがおかしくない・・・?」
ここでですよ。
ここで漸くこのバカ(私)は、騙されていたことに気がつきました。
いつぞやはApple Watchの当選詐欺にも騙されかかり、そして今回はこれ。
この体たらく。
たまたまパソコンが立ち上がっていたから良かったものの、そうでなかったら、完璧に騙されていたかもしれません。
思ったんですが、奴ら(恐らく中国の詐欺集団)は、今後絶対に、
フォントを修正してくるはずです!
そうなったら、わかんねーだろうな~
お手上げです。
怖いですよね。
そのうち北朝鮮製の超精密な偽札「スーパーノート」のように、人間の目では本物か偽物かの区別がつかないような「超精密偽ウェブサイト」が出来上ってくるはずです。
個人的には、ネットバンキングとの付き合い方を見直さなくてはならない時期に来ているのかもしれません。
はっきり言って、今後の人生に於いて、詐欺集団に勝ち続ける自信がありません!
自慢じゃないですけど。
最低でも、銀行のウェブサイトに、「ワンタイムパスワードに変えろ」と書かれていたら、大人しく従うようにするしかないですね。
ちなみに三井住友銀行のウェブサイトでは、独自の不正送金・フィッシング対策ソフト「PhishWall」というものを無料で配布しているので、ダウンロードしてインストールしておいた方が良いかもしれません。
「PhishWall詳細ページ」
自分は既にインストールしました。
【 もし騙されて、暗証番号を全て入力してしまった場合 】
「三井住友銀行お問い合わせ先一覧」にある、
こちらで良いと思うのですが、まずは直ぐに電話をしてください。
個人口座については、預金者保護法によって補償されるとのことですので、泣き寝入りだけはやめましょう。
はい、ということで、シリーズ特番「Ken のインターネット危機一髪☆」、今回はいかがでしたでしょうか。
皆さんもくれぐれもお気をつけください。
ではまた次回の特番でお会いしましょう!
Kenさん、こんにちは。
銀行のネットバンキングでのフィッシング詐欺、本当にすぐそこまで来ていますね。
他人事ではありません!
三井住友銀行のフィッシングサイト画面に、長谷川博巳さんと吉高由里子さんの広告写真もばっちり載っていて、本物っぽい・・・。感心してしまいます。
Kenさん、騙される寸前でしたね。危ない危ない。
私は他銀行でワンタイムパスポートを使っていますが、それでも結構フィッシングサイトが横行しています。インターネットバンキング用のカード番号を聞き出す手口が流行っていたりして、意外とネットバンキングでの取扱い限度額が低めになっています。
今回は最後に、パスワード入力しちゃった方への救済処置までご紹介いただいて、引っかかった方は助かっているでしょうね。ありがたいことです。
銀行の人も大変感謝してるのではないでしょうか?
今後ネットバンキング、クレジットカードの入力には、画面に細心の注意を払いたいです。
断酒していれば、頭はクリアに対策がとれるので、ここでも断酒の効果絶大です。
今日もありがとうございました。