深夜プラス1(Catharsis)

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あなたは速い車を持っている

私はどこかへ行きたいの

取引しましょうよ

多分一緒なら、どこかへたどり着けるはず

何処だとしても、ここよりはマシ

ゼロからの出発だもの、失うものなんて何も無いわ

でも何かを掴めそうな気がする

ただそんな気がするの

(Tracy Chapman “Fast Car” 1988年, Ken訳)

      

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先日友人と夜、ドライブに出掛けました

男友達(既婚者)と二人で車に乗って、とりあえず何か食べたいものがあれば、そのお店のある方向へ車を走らせて、食べたら後はノープランで適当にドライブするというものです。

ちなみに彼の奥さんは深夜までカフェバーで働いているので、夜遅くまで自分とドライブに出掛けても、何ら問題はありません。

「友人と夜遅くまでドライブする」、ただそれだけなのですが、これって実は社会人になってからは、ほとんどやっていなかったんですね。

言うまでも無く、仕事が終わった後は、ほぼ必ず酒を飲んでいたからです。

  
      

それでこの前久しぶりに「適当に車を走らせながら、話でもしよっか」ということになって、出発しました。
途中ラーメン屋に寄って食事をして、それからコンビニでコーヒーやらジュースやらを買って、郊外の方へ向かいました。

        

その時に、「こんな感覚は学生時代以来だな」と思って、とても新鮮に感じました。

音楽も流していない静かな車内で、会話の内容も他愛のない話から高校時代の話など、何十年振りかの話をしていると、その頃にタイムスリップしたような感覚になりました。

「そうだ、あの頃はこういう時間があったんだよな」

と思って、コンビニで買った適当な炭酸飲料(炭酸水+100%シークワーサージュース or レモンジュースに慣れると、他の何の炭酸飲料を飲んでも、ケミカルな味に感じますね)のペットボトルに口をつけながら、静まり返った夜道を走り続けました。

       
       

「ドンキでも行く?」
「マジで? いいよ」


ということで、「本当に大学生と同じことやってるな」と思いながら、久々に郊外のドンキホーテに行きました。
深夜のドンキホーテは、昼間とまた違った趣がありますね(笑)

店内はカオスだし、来ている客もカオスです。
謎の客層、謎の女の子たち。

      

まあ自分たちは謎のおっさん共ですが。

その店内を、子細に見て回ります。

ドンキって基本的に自分では来ない店なのですが、感心するのは、「これだけ店内にモノが溢れているのに、欲しいと思えるものがほとんど無い」ということです。

聞いたことの無いメーカーのDVDプレーヤー、1,980円のルンバのパチもの(直進しかしなさそう)、透明なケースの中で、音に合わせて噴水が上るオブジェ、「安心してください、履いてますよ」のコスプレ衣装・・・

      

小一時間程居て、友人はスマホの携帯用充電池を買い、自分はフロスを買いました。

駐車場へと出るドアの前に、個性的なアクセサリーを売るブースがあって、おねえさんが一人で店番をしているのですが、誰も立ち止まって見る人が居なくて、そこにもなんとも言えない空気が漂っていました。
       
       

店を出てから友人が「モスバーガーが食いたい」と言うので、再び車を走らせて、0時前にモスバーガーに着きました。

友人はハンバーガーを2種類テイクアウトしました。
自分は流石にその時間に食べるのはやめておこうと思って、「自分はいいや」と言ったら、「裏切り者」呼ばわりされました。

そして友人はハンバーガーを食べながらハンドルを握り、家路についたのですが、そんな他愛のない時間が、無性に楽しかったです(笑)

どうでも良い話ですが、素面でうつらうつらと車に乗っていると、心に澄んだ夜の空気が染み入ってくるようで、こんな感覚は何十年振りだろうと嬉しくなりました。

遠い昔に感じた「自由」な感覚に、再び浸れることができた。

これもカタルシス(精神の浄化)の一つの形だなと感じました。

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