「2L」近く飲むと、失明する危険性のあるお酒

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2015年6月21日の記事になりますが、

「密造酒による死者90人に、100人超える恐れも インド・ムンバイ」

という事件がありました。

要約すると、「インド西部の都市ムンバイ(Mumbai)で、密造酒を飲んだ住民が相次いで死亡した事件で、地元警察は20日、死者数が90人に達したと発表した。現在も40人以上が病院で治療を受けており、最終的な死者数は100人を超える恐れがあるという。
ムンバイ警察では、今回の犠牲者らが飲んだ酒に高濃度のメタノールが含まれていた可能性があるとみて捜査している。
メタノールは不凍剤や燃料として使われ、毒性が強いが、アルコール分を安く簡単に増量する狙いで、密造酒に混入されることが多い」とのことです。

繰り返しますが、メタノールとは「燃料・溶剤・有機合成」の原料として用いられる、アルコールの一種です。

  


摂取するとどうなるかを調べてみると、

「メタノールが体内に入ると、アセトアルデヒドより毒性の高いホルムアルデヒドに分解され、最後に腐食、浸透性がある猛毒『ギ酸』へと分解されます。
ホルムアルデヒドはシックハウス症候群の原因物質の一つとして知られ、気体は呼吸器などの粘膜を刺激し、咽頭充血、呼吸困難などの症状をひきおこします。
また、ギ酸頭痛吐き気を引き起こし、さらに視神経を傷付け視力障害失明を引き起こします。
メタノールは、8~30ml飲むことで失明、下手をすると死亡に至ります。」
(出典:「ロシアで14人死亡・・・実はあなたも飲んでいた猛毒メタノール」


より身近な例では、中国の露店で売っている有名ブランドのお酒も、この類の偽物だったりします(⇒「中国の白酒も手抜き 7割は醸造せずアルコールで調合」)。

中国に旅行や出張で行って、露天でブランド物のお酒が安かったのでお土産に買ってきて、友人・知人にあげたら、その後その友人・知人は失明したり、命を落とすかもしれませんので、絶対にやめておいたほうが賢明です。
中国の食品不正は枚挙に暇がないですからね。「自分が儲かりさえすれば、人が死んでも構わない」という考え方ですから。

       


ただ誤解の無いように言っておきますと、きちんとした日本の商社を通じて輸入された製品であれば、基本的に品質は間違いないですし、安全です。輸入通関時には残留農薬検査等もやっていますし、何かあったら会社が倒産しかねないので、出来る限りのチェックはしています。

それでも想定されるイレギュラーなケースと言えば、マクドナルド向けにチキンナゲットを供給していた上海の食品加工会社が、賞味期限が遥かに切れた鶏肉や、床に落ちた鶏肉を製造ラインに投入していたようなものと類似したケースかと思われます。勿論それでもダメですけど(笑)

ちなみにあの事件以降、中国ではマックチキンナゲットの売り上げが上がったらしいですね。
それまではネズミ等の肉を使用しているという噂が絶えなかったので、中国の人達は、「本物の鶏肉を使用しているなんて、なんて良心的なんだ」と感動して、さらに買うようになったという・・・

  


実際のところ、日本人が常駐して製造ラインをチェックしていないと、中国の場合、そこまでの管理は無理でしょう。
中国人自身が、PM2.5、メラミン入り粉ミルク、下水溝の排油から造る食用油、毒もやし、ネズミ肉等に囲まれた極限状態の中で生活しているわけですから、「賞味期限が切れていたって、死にゃあしない。本物の鶏肉を使ってるんだし、一体何が悪いんだ? 廃棄率を縮小して製造歩留りを上げた方が、会社からの評価も上がるだろう」という考え方になるのもわかる気がします。

結局中国産の悪口になってしまいましたか?(笑)

    


そしてここからが問題なのですが、ウィスキーやブランデー、ワインにも、実はメタノールが含まれているそうです。

さらに細かく調べると、メタノールは、

8~10ml(または8~10cc、約小さじ一杯)で失明

30ml(または30cc、約大さじ一杯)で致死

となります。

ウィスキーやブランデー、ワインにも、微量のメタノールが入っているのは、果物ジュース自体に微量のメタノールが含まれているためです。

果物ジュースにメタノールが入っている理由としては、果実の中のペクチン(植物繊維)が、同じくジュースに存在するペクチナーゼ(分解酵素)によって分解された結果、生じてしまうのだそうです。
そして皮ごと発酵させた場合、皮なしで発酵させた場合よりもメタノールの含有量は高くなります。

つまり、葡萄の皮や種を除いて絞り取った果汁だけで造る白ワインよりも、皮や種と一緒にして果汁を絞り取り、皮や種のエキスを葡萄の果汁に染み出させて造る赤ワインの方が、より多くのメタノールを含んでいるということになります。

そしてそれぞれのメタノールの含有量を、具体的な数値で書くと、

白ワイン 32~78mg/L

赤ワイン 128~325mg/L

の範囲になります。

例えば失明する可能性のある8ml(8,000mg)のメタノールを摂取するには、赤ワイン(メタノール含有量:325mg) の場合だと、8,000mg÷325mg でおよそ「25L」になりますね。
流石にそんなには飲めないですが、一度に飲むワインの量がそんなに大量でなくても、毎日飲み続けると、その害は体内に蓄積されていくとのことです。

そしてそのワインを蒸留してつくるブランデーに関して見てみると、やはりエタノール含有量はより高くなり、1.8~4.5ml (1,800mg~4,500mg)/Lにもなるとのことです。

つまり、

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ブランデーを「2L」近く飲むと、失明する危険性がある

ということですね。

これも恐らく体内に蓄積されていくでしょうから、毎日相当量のブランデーを飲むという行為は、やはりかなりの危険を伴うのではないでしょうか。

ちなみに岩下志麻が極妻シリーズの「惚れたら地獄」の中で、極妻同士の「ブランデー一気飲み対決」をやっていましたが、なるほどあれはやっぱり危険だったんですね(笑)

    


考えてみたらホストなんて、「リシャールいただきました~!」とか言って、一気飲みとかしてますよね。

あと考えたら、ゆうたろうは・・・ってもういいか。

でも真面目に考えてみると、連続飲酒に陥った時にブランデーを飲み続けてしまったら、失明や絶命の恐れがあるということになりますね。
だからブランデーは絶対に避けなければなりません。

他方、ウィスキーなどの穀類から作られるアルコール飲料にも微量のメタノールが存在しますが、その量はワインよりも少ないですので、詳細については割愛することにします。

ということで、以上飲まなければ関係の無いお話でした。

     

もし身近でブランデーをがんがん飲んでいる人がいたら、教えてあげると喜ばれるかもしれませんね。

(出典:「メタノールはどれだけ飲むと危険か」

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